たからもの:076


 火の鳥
月名悠 様




火の鳥ですよ――――っ!!!!
ぎゃあっ、もうっ、もうっ、ナンデスカこれはっ!!!
年始に頂いた蒼い鳥の対、火の鳥!!
紅い鳥じゃないんだ、とか一瞬思ったけど、そんなんもう、どうでもいいわ。
イメージピッタリだよ、遼当ですね!?(んなこと聞くな;)
静かで冷たい空気を匂わせた蒼の真逆、此方は熱く滾る思いが溢れ出ています。
「待ってる」というより、「来い」
「探し求める」というより、「見つけてみせる」
おいおいおいおい、ここに来て、青い鳥の魅力が益々輝き始めましたよ。
寂しい瞳で一心に、遼を求めて飛ぶ当麻。
その当麻を、燃える様な想いに身を焦がして探している遼。
探しているんだけど、基本は「俺の元へ飛んで来い」なんだよ!(妄想発動)←とっくにな。
自分も探しに飛び立ちたいのに、じっとそこで耐えてるんですよ!
早く来い、早く来いって、そればっかり念じて『勇気の炎』を飛ばしちゃったりしてるんですよ!!
こいつは四六時中、当麻は何処にいるのかと、周囲360度に神経を張り巡らせているんですよ!!!
逸る気持ちを抑える様は、まさに大将。
アンタが大将!!
ダメだよ当麻、そんな寒そうなところに遼はいないよ!
早く行ってあげないと、遼は自分自身の想いに焼き尽くされちゃうよ!!
髪の靡きと羽根の靡きが云々とか言ってたけども、これはまさに効果的ですよ。
身も心も焦がす炎で、遼の周囲はいつも熱風の対流が起こっているんです!!(は?)
うわあぁぁぁぁ、ごっつ格好エエわ。
しかもこんなに早くに見せてくれて(笑)、ホントに有り難う、月にゃ!!


・・・こんなに燃えて自己主張してるんだから、当麻もすぐに見つけそうなものだとも思うけど。
けど、申し訳無いが、なかなか出会えないのを希望・・・・・・・・・・・・・・・・・・してもいいだろうか(鬼)
この二人はね、逆の属性で相容れない二人なのですよ。
でも、だからこそお互いに、身が引き裂かれそうなほどに焦がれて求めてしまう、という(悶)
あああ、なんて不憫な二人なんだ。
涙無しでは見ていられませんよ、ホント!!(殴蹴)



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