たからもの:034
『〜・・・・と仮定すると?〜』 |
雪月陽朔 様 |
遼は虫嫌いと仮定してみよう。 ――羽柴当麻の妄想編―― 『女の子は虫が苦手』 全ての女性がそうだとは言い切れないが、実際のところ苦手な女性が多い。(事実、ナレーターも苦手) では、男の子は平気か? と、問われれば、ほとんどの男性は「平気」と答えるであろう。 しっかぁし!世の中には虫が大嫌いな男性もいる。 育ちの良いお坊ちゃんなど・・・・(乙女な受け子ちゃんとか)。 では、我等のアイドル、真田遼はどうであろうか? それでは羽柴氏の妄想をちょっと覗いて見ることしよう。 俺、羽柴当麻と恋人の真田遼は一緒に住んでいる。 まあ、同棲というやつだろうか? そんなわけで、食事なども遼が腕によりをかけて作ってくれたりするわけで。 俺は台所に立つ遼の背中を見つめながら、出来上がるのをまっていたりする。 「うわぁぁぁっ!」 遼の悲鳴!? 「どうしたんだ遼!!」 慌てて駆け寄ると・・ 「と、とぉまぁっ!!」 がばっと抱きつかれた。 こ、この状態は・・・誘われているのだろうか!?(←馬鹿) 「虫がぁぁぁぁっっ!!!」 ・ ・ ・ ・・・・・虫? 台所を見渡すと・・・ゴキ●リというやつがカサカサ・・・・と。 履いてたスリッパをバシっと投げつけると、そいつは昇天した。 「と、とうま・・・ああああの虫は・・・・?」 「片付けたぞ。」 潤んだ瞳で・・・上目遣いでみつめてくる遼はそれこそすごく色っぽくて、襲いたい衝動に駆られたが しかし今は真昼間であり、それも人間として(延々と続くので強制終了) ・・・とまぁ、羽柴氏の妄想は置いといて。 果たして、そんな夢みたいなことが実際にあるんでしょうかねぇ。 厳しい現実が見たいと言う方は↓へGOデス。 ―― 厳しい現実編 ―― 羽柴氏の妄想どおりになんて行くわけないんですよ。 だって、あの真田氏ですよ? 虫を見ただけで目を潤ませるような柄ですか?みなさん?? では、厳しい現実を見て見ましょう。 えー・・・ここは、滅多に使われることのない学校の資料室です。 およ?真田氏と羽柴氏が入ってきましたね? 大方、生徒会の仕事で使う資料でも取りに来たのでしょう。 「なあ、遼。なんていう資料だった?」 「う〜ん・・・・・『黒魔術入門』だってさ。」 ・・・・くろまじゅつ・・・・・・・すいません、あなたが言うとシャレにならないんでやめてください。 ゴホァっ!(どこかから埃っぽい分厚い本が飛んできて角が頭に激突) 「遼、今すごい音が・・・?」 「うるさいナレーションを片付けただけ。」 酷いです・・・・。 「何に使うんだよ。そんな本・・・」 「知るか。伸に頼まれた。」 ・・・・毛利氏に黒魔術で呪われるのは、羽柴氏だろうな。 「あーあった。遼、あったぞ。」 「ん〜?」 ポテっ あっ・・・・。 虫が真田氏の顔に・・・・・落ちた。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。 「う、うわぁっ!」 慌てて顔の虫を払い落とします。 「りょ、遼?」 さて、この真田氏が悲鳴をあげるところまでは羽柴氏の妄想どおりなんですよ。 厳しいのはここから・・・。 「だ、大丈夫か!?」 震えている真田氏に期待しつつ話かける羽柴氏・・・。 次の瞬間! 真田氏が羽柴氏を突き飛ばして、叫びながら、その虫を踏みつけ始めたり・・・。 「昆虫類のくせに・・・!この俺を驚かしやがって!生意気なっ!!!! 下等生物の分際で人間様に立て付こうなんざ100億年早ぇわっ!」 ゲシゲシゲシゲシ 真田さん・・・・100億年って地球の歴史より長いデス・・・。 ・・・・・羽柴氏の夢、砕け散る。 教訓 : 現実はそんなに甘くありません。 〜あとがき〜 ・・・・すいません、本当にすいません。 頭湧いてるんですよおそらく。 はうはう(涙)。 一応、コレ、シリーズ化しそうです・・・。 ホントのホントにすいませんでしたぁっ!(逃 |
ちょっともう、どーなんですか、コレっ!! 羽柴の妄想と、現実のギャップがまた・・・(爆) 羽柴の妄想、これってわかるわぁ〜vv なんですが。でも、コレもどーなのか、羽柴当麻よ。 かーなーり、病まれておいでですよぉ? でもこの状況を考えると、自然口元がにやりと形を変えてしまいますねっvvv しかぁし! 遼ちんが男っぽくなることにはもう、大賛成な聖ですっ! ってか、でもね、あの・・・? ものすごい取り乱しようなこの遼ちんたら、これはこれで可愛いvと思ってしまったり!(爆) 彼の心のうちには、そりゃもう酷い嵐が轟々と巻き起こっているんでしょうな! この様子だと、イケるぞ羽柴! その乱れた心をやさしく慰めるのだ、羽柴!! ・・・虫と同じような扱いされたりして(猛爆) シリーズものなんですね?ね?ね? また楽しみに待ってます〜vvv ありがとう御座います、陽朔さんvv |
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